伊勢神宮 参拝レポート
今回、伊勢神宮へ参拝させて頂いていた体験を、レポートいたします。
有難いことに私は、社員代表として伊勢神宮に参拝させて頂いております。
勿論、個人としてではなく、会社の一員としてです。
初めて参拝させて頂いた時と、数回にわたり参拝させて頂いた時の考え方や価値観は、
今では大きく変化したものと感じております。
さて、伊勢神宮には、ご承知の通り、外宮と内宮がございます。
わかりやすく言うと、外宮には五穀豊穣の神様である「豊受大御神」、内宮には日本の総氏神「天照大御神」が祀られており、同じ伊勢神宮でも、全く意味合いの違う社殿です。
私達の参拝方法は、古くからのならわしである、外宮から内宮へ行って終わり。ではなく、二見興玉神社・外宮・月夜見宮・猿田彦神社・内宮・月讀宮・倭姫宮という流れを大切にしております。
あまりピックアップされていない二見興玉神社、月夜見宮、猿田彦神社、月讀宮、倭姫宮ですが、最初にお参りする二見興玉神社は、伊勢神宮外宮から車で20分ほど離れた場所にあり、外宮へ行く前に訪れたいスポットです。
かつては伊勢神宮参拝の前に訪れ、精進潔斎を行ったという二見が浦。現在は二見興玉神社にて「無垢塩祓い」を受けることによってその代わりとしています。
そして、外宮の別宮である月夜見宮は、天照大御神の弟神である「月夜見尊」「月夜見尊荒御魂」が一つの社殿に合わせて祀られております。
古事記によると、月夜見尊は伊邪那伎命の右目を洗った際に生み成され、天照大御神や須佐之男とともに「三柱の貴き子」と呼ばれてます。
猿田彦神社は猿田彦大神を祀っており、神話では天照大神に遣わされた瓊瓊杵尊を道案内し、その後五十鈴の川上を中心に開拓・経営に尽くした地主神とされています。すべてのことに先駆け、人々を良い方向へ導くと言われていることから「みちひらきの神様」としての信仰も集めています。
また、内宮の別宮である月讀宮は、月夜見宮と同じ神様が祀られていますが、違いは「月讀尊」「月讀尊荒御魂」の他に、「伊弉諾尊」「伊弉冉尊」が別々の社殿にお祀りされている所です。それぞれの神様の一番近くで参拝できる所は、ここ以外ありません。
そして最後に参拝するのが、倭姫宮です。
倭姫宮には倭姫命のみ祀られております。倭姫命は第11代垂仁天皇の皇女であり、天皇の命を受けて天照大御神の御杖代となって神宮を創建した人物として有名ですが、日本武尊の叔母として、日本武尊に三種の神器の一つ「草薙の劔」を与えた人でもあります。
こういった順番を守り、いつも参拝させて頂いております。
やはり、伊勢神宮の内宮だけ参拝、という方も多いかと思いますが、
それは片参りといい、縁起が悪いともされています。
是非、一度は、正しいとされるこの参拝方法で参拝されてみてはいかがでしょうか。