2012年10月 大阪、四国研修旅行 レポート.1
今回、私は10月11日から18日までの西日本研修旅行に参加致しました。
目的は日本財務管理学会の講演を聞く事、今後のビジネスの為の情報収集であります。
日本財務管理学会秋季全国大会が行われたのは近畿大学です。
1, 14:00~14:50「リーマンショック以降の中小企業における財務管理」中志津子氏(税理士)
(内容)
税理士からの視点での講義で、日本企業の 8 割を占める中小企業について、リーマンショックから現在に至る までの実情とこれからの展望と課題について述べられました。
(感想)
印象的であったのは、企業は永続的に続くものではなく期限があるもので終わり方について述べられており、実務家としての貴重な意見が参考になりました。
2, 15:00~15:30「グローバル競争下での企業価値評価―企業価値から顧客価値へ」松村 勝弘氏(立命館大学)
(内容)
企業価値とは、将来キャッシュフローの割引現在価値の構造、将来期待の測り方、顧客価値について述べら れました。
(感想)
企業評価は貸借対照表の貸方(銀行や投資家)ではなく借方(市場(顧客価値))が決めるものである
という意見について参考にさせていただきました。ただ、その後の質疑応答でも有りましたが、やはりどちらもとても重要な項目であると私、個人は感じました。
3, 15:30~16:00「リーマンショック以降の中小企業財務」 伊藤 忠治氏(淑徳大学)
(内容)
企業評価は「誰が」「どんな目的」「どのような方法」で行うか、環境の変化によって評価の視点や基準は変わらないのか、企業は適正な利益を享受しているのか、大企業と中小企業の評価方法は同一の基準で評価することが適正か、リーマンショック以降の中小企業の財務分析について述べられました。
(感想)
企業評価について様々な視点での考え方が必要であると考えさせられ参考になりました。
4, 16:30~16:30「《企業評価》の日独比較―そのコンポネート」小山 明宏氏(学習院大学)
(内容)
日本とドイツとでの企業評価の違い、ドイツの大学での講義内容を述べられました。
(感想)
ドイツでの企業評価は参考になりました。また、学生への学習の動機付けをどうするかなど、大学教授
ならではの意見を聞く事が出来ました。
学会終了後には懇親会があり普段は話す機会のない大学の教授方との名刺交換が出来、大変参考になるお話を聞く事が出来ました。さらに、ある大学の教授とスパに行き短い時間ではありましたが大 変参考になるお話を足湯につかりながら聞く事が出来たのが今回の研修旅行で一番の収穫です。
伊勢神宮:TV では見た事もありました実際はかなり広く神社内の中庭も手入れがされていて綺麗でした。周りは古い樹が多く歴史を感じさせられます。平日にもかかわらず予想以上に観光客が多く、客層も 20 代前半からと幅広く活気がありました。町並みはかなり整備されており情緒あふれる風情なのがとても印象的でした。
花窟神社・熊野那智大社:花窟神社は大きな岩を祀っており神殿などはありませんでした。
気になって後日調べたところ、元々はお墓 であるといわれていたところを明治になり神社にしたそうです。熊野那智大社では日本三大名瀑の一つであ る那智滝と那智大社内にある中を歩ける樹がとても印象的でした。樹の中を歩くのは初体験です。
出雲大社:出雲大社の神楽殿では大縄に小銭が刺さると良いと聞き挑戦したところ、一回で成功し良い思い出が出来ま した。夜は神在料理わたなべで日本料理を食し、一つ一つの料理にひと手間が加えられており料理の質の高 さを感じさせていただきました。
お遍路:高知でお遍路をしたことで、普段仏閣について深く考えた事もなかったのですが、一つ一つ仏閣によって雰囲気が違う事に気づく事が出来ました。残り80カ所は何年か掛けて回りたいと思います。
高知城:高知城の天守閣からの眺めは高知駅近辺を一望でき大変綺麗でした。城内には山内一豊、千代の像等もありました。
研修旅行を終えて
今回の研修旅行では学会への参加はもちろんでしたが、地域の文化や歴史を実際に感じられ大変参考になりました。学会では先生方の講義が完全に理解できたわけではないので勉強し、質疑できるまでに成長していきたいと思います。また、普段あまり交流のないグループ会社の方と接することができ夜、仕事について色々と意見交換等ができ、大変有意義に過ごすことが出来ました。
文化や歴史についても普段はあまり触れる機会が無いので、実際にその地域の人や文化、歴史を学ぶことができました。
今後、今回の研修旅行で学んだ事や見た事、感じた事を生かしたいです。