⑥サクセスストーリー(I.A)

工場勤務・IT未経験から、プロジェクト管理者へ

■プロフィール

名前:I・A(28歳)

入社:2018年3月

年収:450万円

 

 

■入社前は、工場で生産系の仕事「このままでいいのだろうか…?」

2014年3月に高校を卒業。
商業高校出身だったため高校に来る求人で行きたい就職先を選び就職をしました。
学校推薦という形でキリキリ就活をせず案外すんなり就職をし、工場で製造作業や梱包作業をして働いていました。

大手メーカーだった為、転職理由にありがちな「上がらない給料に怒りを感じた」とか、「休みが全くなく、残業が続いて…」とかの不満はありませんでしたが、ずっと同じことの繰り返し。

3年半が経過し、目的も目標もなく、なんだか毎日がぱっとせず気づいたら過ぎている日々に「こんな人生でいいんだろうか?」「私はどうなりたいんだろうか?」と考え出したことが私の転職へのきっかけです。

 

■入社のきっかけは社員ブログ

趣味に妥協したくなかったため土日休みを絶対条件として、高校で簿記、PCの経験があったことから事務作業なら自分にもできそうと思い事務職志望で考えていました。
趣味のため上京もしたかったので、手当や制度にも着目していました。

転職フェアのサイトでこの会社を知り、説明会に参加。
後に社員ブログを読み、社員の様子や採用担当者の思い、経営者の会社への思いを知り「なんだか楽しそう!」「人が成長できるのはこういう会社だ!」と思い入社を決めました。

実際入社した際も自分の思いをブログに乗せてもらい、ふとしたきっかけがあれば見返すようにしています。自分の過去の思いや転職への動機を忘れないためですが、かなり力になっています!とってもお勧めです!

 

■入社前、入社時の不安

入社前の私は自分に自信がなく、自尊心がとても低かったです。
引っ込み思案で怒られることが何より嫌いでした。(怒られることはもちろん今も嫌いです!)

そんな私が一番苦痛だったのは『できることを「できる」と言う』ことです。
全然難しくないはずのことを「できるかもしれないです。」とか、「初歩的なことならできます」とか、「貴方が思ったようにできるかはわからないけどやってみます。」というように、謙虚な言葉で保身していました。
そのことに気付いた時には「できます」「やります」というのがこんなにも勇気がいる事なのかと吃驚しました。

私は入社後に同期が「○○やって」に「はい~」と緩やかに答えているのをみてその人になろうといつも心がけています。
返事をする瞬間だけその人に変身するイメージを持ってみたらなんだか大丈夫な気がするんですよね!周りの人の良い部分をたくさん吸収することで変わっていきました。

 

■現場に出てからの、気づきと成長

私の一つ目の現場はPMのサポート案件でした。
サポート案件に行ったのは、すでにPMOとして活躍している先輩にあこがれて、そのままPMOを目指したからです。
ですが、初めての現場でどの人がどんな立場なのかわからず、権限付与のメールを送ったり座席表を更新したり、コピー機の前で居座ったり…
なんと1日のうち半日は暇!そんな事務的な業務を半年間行いました。

半年たって、このままでは後輩に先を越されてしまう!もっとPMOとして管理業務を行いたい!と思い別の案件へ。
今はPMOの補佐として仕事をしています。

2個目の案件では前回の反省を踏まえて、この案件にはどの人がどんな立場でどんなグループで動いているのかを一番初めに確認し、どの人に仕事をもらえばよいのかを明確にするようにしました。
最初は3か月の予定でしたが今では1年以上携わっています。
仕事内容は資料作成の支援や簡単なレビュー、会議室の取り纏めや議事録の作成、進捗管理が主です。
改めて違う現場に行って、なぜ前回の現場ではうまくいかなかったのかが分かるようになりました。

今の現場では、「こんなマクロがあったら楽かな?」と思い現場で作ってみたところ凄く喜ばれ、しばらくしてから「そういえばVBAできたよね?これ作ってみない?」とツール開発の話をさせてもらいました。
また、「PMOの仕事がしたい」とやりたい仕事を伝えたことから、ファシリテーターを任せてもらうこともできました。着実に自分のやりたい仕事をさせていただいています!

1年少しやってきて、この仕事はIT業界のお仕事であると同時にサービス業でもあると強く感じています。
技術ももちろんですが、それよりも「お客様が求めている事は何なのか。」「その事に対して自分はどんなことができるか。」
それを考える事が「他人のために働くこと」なんだろうなと思っています。
まだまだ未熟ですが、その考えを常に心に留めて、今後は自分の価値を出していきたいです。

 

■PMOのお仕事

PMOのお仕事はプロジェクトの進捗具合や課題の管理など管理業務が主です。
私はまだまだひよっこですが、その分「管理業務がやりたい、やれるようになって一人前のPMOを目指すぞ!」と思っています。

そんなことを思っているとだんだんと普段の生活でタスク管理をやるようになるんですよね!
スケジュール帳に
□ ○○さんに××のLINEする
□ ○○さんに××の進捗確認(帰社会議時)
□ ○○さんに現状確認→△△さんにメールを出すように連絡(××日まで)
など、これからやることや今動いている事をタスクとして細かく洗い出して管理するようになりました。他人に振った仕事も期日までに終わっているか確認したりしています。
寧ろこんなことをやることが好きな人はきっとPMOに向いているんではないでしょうか?!

また、1つの会議でも、何を目的にしてどんなことを決めればよいのか、このタスクは誰が何時までに終わらせるのか。を考えるようになりました。
全体に言える事だと思いますが内容のない会議はみんな嫌だったりしますよね!目的をはっきりさせたい人にも向いていると思います。

 

■社員ひとりひとりに向き合ってくれる会社

この会社のの魅力は1個人に向き合ってくれるところだと思っています。

成長したい人にはそのチャンスをくれたり背中を押してくれたり、高い給与がほしい人にはあらかじめ入社の段階でそのプロセスを教えてくれます。
そうじゃない人には無理に強制したりしません。
帰社会議にだってこなくてもいいし、やらないことに対して怒られたりしません。
個人のなりたい姿に寄り添ってくれるところがとても心強いです。

私は現在たくさんのことに挑戦させていただいています。

やったことない事をやることは不安で怖いですが、その度に転職の際の「やってみないとわからない」「このままで居たくないから転職したんだ」という気持ちを、ブログを読んで復活させています。
勿論うまくいかず悩むこともあるのですが、先輩や同期の方と話すとアドバイスがもらえますし、モチベーションの高い人と夜中まで語りあったりして…
前職の『毎日がぱっとせず気づいたら過ぎている日々』より、今のほうが断然楽しいです!